平池緑地公園観察だより-40

2010.11.24 (水曜日) 11:30~14:00 晴れ   備忘録

前回、平池に来てから早くも一ヶ月以上は経過した。前来訪時から比べると気温も下がり。まさに冬の到来を認識させられる今日この頃である。
寒くなるにつれ渡来する鳥達も、日毎、数を増し賑わっていることだろうと期待に胸膨らませながら車を走らせる。

今日は、家人はサークル仲間と昼食会という。迎えまで約4時間の合間を利用して来たのだが、我が輩の昼食はコンビニで「おむすび」を調達して持参することとなる。

「濡れ落ち葉族」なる称号は御免被りたいが、便利屋に利用される事も頂けない。しかし、これを断れば容赦無しのしっぺ返しが待っていること必至・・・・・・クワバラ・クワバラ!便利屋位で家中安泰ならばお安いこと。放し飼いにしておけばこちらも安泰というもの・・・・・・

何時もの如く、池の水面を眺める。予想に反して水鳥の影が薄い・・・・人影を見て寄って来るのは餌付けされたマガモの一群。その中にヒドリガモも混じっている。水浴びをしながらハグでもしましょう~と言いたげに近寄ってくる(但し、これは私の妄想・・・・・水浴び中の一コマです)面白い、可愛い・・・・・・・

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紅葉に色付く池面、寒くなったとはいえ、冬の序奏が始まったばかり・・・・・・数少ない紅葉であるが水面全景を引き締めているようだ。

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オオバン(大鷭) ツル目クイナ科

我が国では主に関東地方以北の湖沼や川、池などで繁殖し冬場には南に渡って越冬する。
今日の平池には、予想以上に数は増えました70~80羽が数カ所に分散して群れをなしている。

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「オオバン」は体全体が黒く嘴から額に掛けての白さは印象的。静かに浮かんでいる姿から何時も尼僧を連想してしまう。

「オオバン」は数多く見ることが出来るが「バン」はいない。昨年は、池の周りを歩いていると、数組の家族集団を見ることが出来ました。何れも、数羽の雛を家族全体で育む姿を見て微笑ましく眺めていた。

今年は一時期、4~5匹の成鳥を見ることが出来た。しかし僅かな期間のみ。「バン」は何処に行ってしまったのでしょう・・・・・・オオバンと同じクイナ科であるが、白と異なる嘴から額に掛けての赤色「バン」は、今は一羽も見ることが出来ない。もう戻ってこないのか・・・・・

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寒さも募り、師走の風を感じる頃、水鳥の渡来も最盛期を迎えるだろう。水面も賑やかさを増し観察者のハートを浮き浮きさせるのだ。その日が早く来ることを待ち望んでいるのだが・・・・

広い池に、未だ200羽足らずの水鳥だが・・・・オオバンやハシビロガモ・ヒドリガモを除き姿を見せる大半は留鳥として夏を過ごし人様から餌をお強請りする鴨達だと思う。

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僅かな足音に反応して、素早く飛び立つ「カモ」・・・・・多分、ごく最近渡来した仲間なのかな?

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ヒドリガモ(緋鳥鴨) カモ目 カモ科

雄の頭部は赤褐色、額の真ん中から頭頂に掛けてクリーム色のツートンカラーは、お洒落なダンディ。日本に冬鳥として数多く渡来するという。

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遠くから小ガモと区分し難いが、この一群は早くから渡来して、すっかり人様と仲良しになっている・・・・・・多分、人様から貰うパンの味に満足したのでしょう。人を見れば遠くにいても早々に近寄って来る。

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マガモ(真鴨) ガンカモ目ガンカモ科

北半球の温帯から亜熱帯で広く繁殖する。日本では主に冬鳥として多く渡来する。ここでは多数が留鳥として繁殖もしている。若干の小ガモと共に年間を通じて観察することが出来る。

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真鴨は絶えず水浴びをする綺麗好き、背羽の上を玉が転がるように水を弾いている。時折、水面から立ち上がるようにして羽を広げる・・・・・満足感一杯の表情・・・・・

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昨年、菱飾りの真鴨雌を紹介しました。今年も、黒い菱の実を沢山に飾り付けた面白い姿の真鴨雌がいました。

昨年と同じ鴨なのか???・・・・・・自分の嘴で外そうと思えば取れない位置ではなさそうだが・・・・・・取らない理由は私には分からない。

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ヒイラギ (柊) モクセイ科

東北以西の本州、四国、九州に分布する常緑低木。葉の棘(鋸歯)が刺さるとズキズキする程痛いという意味の古語「ひいらぐ」に由来するという。

11月には白い小さな花をつけ果実は翌年夏に黒く熟す。幼木の葉には棘があるが成長するに連れ棘は少なくなり、老木の葉は全縁棘が無くなるという。即ち、大きくなった木株は外敵から身を守る必要も無くなる。それに連れて棘がなくなるという。私もそうでありたい。

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カワウ(鵜)ペリカン目ウ科

カワウとウミウの区分は難しい。もっと近くで写真を撮らせてくれれば問題無しなのだが、ごく限られた機能しか持ち合わせのないカメラ、拡大して特徴を探すのは至難の業なのだ・・・・・・

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チュウサギ コウノトリ目 サギ科

これも「鵜」と同様、ダイサギ・チュウサギの区別は難しい。神経質なのか、それとも高貴なのか、鳥自体に近付く事を許さない。前述したように高性能望遠レンズ付きカメラが欲しい・・・・・

「贅沢は敵だ」幼少期によく目・耳にした標語。写真を拡大して観察してみると、嘴の先端がやや黒いことからチュウサギと判定しておこう・・・・・・

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優雅に舞うチュウサギ・・・・・・足は指先まで黒く、首はS字状に曲げて飛び去る姿はダイサギかチュウサギの特徴という。コサギとは確実に異なる様だ。

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アキグミ (秋茱萸) グミ科

果実は秋に熟す、タンニンを含むため渋味のある甘酸っぱい実。サクランボを超小型にしたような果実が群成る。ルビーのような赤い実を口に含んで見る。秋の味覚が染み込んで来るようです。日当たりの良い河原や林道脇に自生する。果実酒などに利用されるという。

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ハシビロガモ (嘴広鴨)カモ目 カモ科

名前の通り、幅が広く長い嘴の持ち主。鴨は、嘴の縁が櫛歯のようになっていて食べ物を濾し取って食べる。ハシビロガモは鴨類のなかでも、櫛歯の間隔が細いことから小さなプランクトン等も採餌出来るという。

今日、確認できた数は雄雌併せて4羽。寒くなるに連れて渡来数も多くなってくることでしょう。

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マルハシャリンバエ (丸葉車輪梅)バラ科

常緑の低木、海岸に生える。革質の葉が枝先に車輪状に集まる。晩春白色五弁の梅に似た花を咲かせる。垣根や庭木に利用される。実は濃黒紫色、一見ブルーベリーに似ているが不味い素早く吐き捨てる。これは食べられないね・・・・・

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セグロセキレイ(背黒鶺鴒) スズメ目 セキレイ科

一年を通じて、僅かだが何時も個体を見ることが出来る。だが、この期に入って仲間の数は随分と増加したようだ。尾羽を盛んに降りながら餌を探す姿は愛らしい。

飛び立つと同時に上昇、降下を繰り返す。上空で羽を閉じている状態がカメラに残った。

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タヒバリ(田雲雀) スズメ目セキレイ科

冬の畑や川原でよく見かけます。北半球の亜寒帯で繁殖し、日本には冬鳥として渡来するという。故に日本で観察されるのは冬羽だが、渡去前の4月頃には下面が淡い煉瓦色の夏羽を見ることが出来るという。

今年、4月始めには早くも渡去、「ツバメ」にバトンタッチしたようで変色した羽色を見ること叶わず・・・・・・・今は十数羽、密集したオオアカウキクサの上を歩き回る姿を見ることが出来ます。

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ピラカンサ (常盤山櫨子 和名:トキワサンザシ) バラ科

葉は披針形で新しく出来る短枝は棘になる。5~6月に白い花を開き、冬には橙紅色、偏平球形の果実が密集して成る。庭木や垣根に利用される。

密集して成る実は遠目には、美味そうに見える。しかし鳥など啄む様子は皆無。見向きもしない理由は有毒とのこと・・・・・・

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ハクセキレイ スズメ目 セキレイ科

本州中部以北で繁殖し、冬は暖地に移動越冬する。背黒セキレイやタヒバリと共に数多く渡来して来た。水辺の吹き溜まりに密集したオオアカウキクサの上や護岸石、芝生の上を尻を振り振り忙しそうに採餌しながら駆け回る。人間様を観察することも怠りなく、絶えず警戒する仕草は見ていて面白い。

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ハシブトガラス スズメ目 カラス科

ハシブトガラスかハシボソガラスかは写真からは判別し難いが額のややせり上がりの状況からハシブトガラスと判定しましょう。

図鑑などにはスズメ目カラス科には11種程掲載されているが上記カラスと共にミヤマガラス・ワタリガラスの4種は非常に酷似しているという・・・・・・

野口雨情作詞の童謡「七つの子」・・・・カラスなぜ泣くのカラスは山に、可愛い七つの子がいるからよ・・・・・・とは「七羽の子ガラス」のことか「7歳の子」のことかか悩ましいのだが、通常カラスは7個もの多くの卵を抱かないという。また7歳のカラスは親として、既に自立して子供としては存在しないという・・・・・カラスを見る度に、自然と口ずさんでいる歌ですが、童謡の中だけの出来事なのでしょう・・・・・・・

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アオサギ(蒼鷺) コウノトリ目サギ科

昨年雛を育てた大きな木、今年は営巣する事はなかった。平池での巣作り、雛を育てる姿は確認出来なかった。でも、この池の常連さんだ。何時でも見ることが出来る。大きな翼を広げて飛び舞う姿をカメラに納めるには、さほど難しいことではない・・・・・

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本日、写真に納まった鳥たちは以上でしたが、この他に、小ガモ・カルガモ・ヒヨドリ・ムクドリを見るも、写真では小さ過ぎるためにカットされました。
その他、昆虫の仲間ではキチョウを数匹目にしたことを記録しておきます。
                                      

余談ですが・・・・・
10月のこと、会員登録した某クラブ主催の初級デジカメ教室に参加した。講師は地方で名の知れた写真家だったのでしょう。
受講者は私同様の熟年男女、初心者を始め30名程、その講義の中で非常に気になる話を聞く事となる。

というのも、自分が所有するカメラの性能。もっと高性能の物が欲しい・・・・・と思えども今は、これにて我慢、楽しめる範疇で楽しめばそれでいいのだ・・・・・・展示会に出展する事もないのだから。

記念写真を撮る。蝶や鳥を偶然であれ、図鑑に掲載されているに近い写真が撮れればこれ以上の喜びはない・・・・・・・且つ、他人に迷惑を及ぼしながらの撮影は慎むべき事と常々思っているのだ。

しかるに講師曰く。撮影現場で、最良の場所確保やある程度の非礼は、「持っているカメラによって許される・・・・・・世間の目はそうだ」と説明された。高価なカメラを自慢したかったのか、名だたる写真家であることを自慢したかったのか????

初心者相手に教える言葉なのかと耳を疑うのは私だけ?写真家なれば当たり前の感覚?この感覚が無ければ良き写真が撮れないのか自問・自問・・・・・・いや、嫉みかな・・・・・









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この記事へのコメント

  • やろい

    今晩は。
    鳥の写真とても素敵です。。。私のカメラ随分違うのでしょうが、
    そのカメラなりの楽しみ方をしています。
    人間私を含めて、いい意味で欲を出してよい作品つくりに!!
    好いんです!負け惜しみではなく、この縁をいただいたこと忘れていません。
    欲はどんどん膨らみます。。膨らまないよい作品が!
    チミチミと成長しないまま終わっていくのもこれもご縁!
    そんな
    2010年12月02日 22:18
  • やろい

    途中で変になりました。
    (そんな変わった人がここに一人いてもいいのかも!(笑)
    それぞれの楽しみ方で過ごして行くことにします。
    でもせめて鳥が撮れるカメラが必要かかもね(笑)
    2010年12月02日 22:24
  • やろいさんへ若山

    やろいさん今日は~
    昨日、当地でも霰混じりの雷雨、御地は如何でしたか・・・・一夜明けて洗濯日和となっています~

    カメラ?不思議な機械ですね・・・・私には、芸術写真なんて夢のまた夢、ただ花や蝶・鳥を撮れれば良い思っていたが、撮る程に欲がでる、思い通りに撮れなければカメラの性にして。良い写真、向上なんて望むこと叶わず出来るのは、只自画自賛するだけです。
    やろいさんのバイタリティーの欠片でも頂たきもの、何時も貴ブログを読ませて頂き感心するばかしです・・・・・肖りたし!!
    2010年12月04日 14:38
  • mikomaiさんへ

    mikomaiさんご訪問頂きありがとうございます。
    時折、貴ブログを訪ねるのですが私のPCではなかなか読みとる事が難しく時折動かなくなってしまいます。残念でなりません。すばらしい構成のブログに見とれるばかし・・・・・同郷のようですが何処かでお会いしているかも知れませんね。
    2010年12月04日 14:48
  • sati

    はじめまして~すごく詳しく写真もきれいに感動しました
    2010年12月08日 16:29
  • ヒゲ爺

    2019年11月11日 11:18
  • ヒゲ爺

     平池の大先輩!!!ご無沙汰しています。
    残念ながら、今年はアオコの影響で餌が少ないのか???
    渡り鳥のヒドリガモやオオバンが焼て来ますが・・・・
    ヒドリガモは、再来のカモがいるので、直ぐに人に慣れ
    餌をくれると思って寄って来ますが
     オオバンは、今年も沢山やって来たと思っていたら・・・
    数羽しか残っていません。
     居付きのオオバンが居ましたが、今は姿が見えません。
    寒くなって来たので、アオコも沈み?透明度も増すので
     カワセミが、平池にやって来るのが楽しみですが・・・
    今冬は、どうかな???
    2019年11月11日 11:36

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