ササユリ(笹百合)に思いを~

2011.7.19  台風6号四国沖を東北に進行中       備忘録

暑い!外に出るのも嫌になる。東日本大震災による福島原発の大惨事から、早くも3ヶ月以上経過する。原子力発電の安全神話が脆くも崩壊し、定期検査の為に休止した原発の再稼働に待ったがかかり、稼働中の原発にも停止が求められようとしている。

いま、日本全土で節電が叫ばれるなか、この暑さ!とても冷房無しでは息も出来ない我が身なりだが節電に協力してパソコンの使用も控えている。

時期を失しながらも拙いブログを何のために作成するのか・・・・・・と冷たい目線を気にしながら我慢も休み休みにして、頭の体操も必要ではないかとパソコンのスィッチを入れて見たのがこれだ!・・・・・・・

時遡ること、平成23年6月5日(日曜日)13:00~17:00  於:海南市赤坂・和歌山リサーチラボ1FL大会議室で開催された。近畿大学 生物理工学部の公開講座にて学ぶ。

主催 近畿大学 先端技術総合研究所
後援 和歌山県教育委員会・海南市教育委員会・近畿大学 生物理工学部

教員・若手研究者による公開成果発表として「ササユリの実験的栽培」のパネルが目に留まりました。当日現地で説明に当たる研究生と語り合い、了解を得て資料等をカメラに納めて来ました。これを元にして個人の備忘録としたものです。

巷では、「なでしこ」が俄然人気沸騰、世界をアット驚かせたW杯女子サッカー「なでしこジャパン」の快挙に日本全土が喜びに湧き上がりました・・・・・・・・

それを横目で眺めながら「撫子・なでしこ」ではなく「ササユリ」について少しばかし時間を戴きましょう。 2007.7.1撮影

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ポスターセッション  植物遺伝子資源保護のための取り組み-ササユリの実験的栽培-

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試験培養中の球根、ピンボケで見辛いですね・・・・・
ササユリは鱗芽(りんが)から開花するまでに6~7年を要するという。近年、里山の崩壊、環境変化、乱獲などによって滅多とお目にかかれない貴重な存在となってきました。

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ササユリ(笹百合)球根植物 ユリ科ユリ属

日本特産で日本を代表する百合、ヤマユリとも呼ぶ。新潟県西部から静岡県までを東限として南は四国九州を含む西日本に分布。6~7月頃に開花。雄蕊は6本で赤褐色、花弁は淡いピンク、まれに純白のアルビノ種もあるという。葉や茎が笹に似ている事が名前の由来という。

花に顔を近づけると、何とも言えぬ優しい香にウットリとさせてくれる・・・・・・山道でササユリに出会すと宝物を掘り当てた心地にさせてくれるのです。疲労感も一瞬にして吹き飛ばす如くに・・・・・・・

和歌山県内の市町村でシンボルフラワーとして「ササユリ」を指定しているのは「広川町」を知るが、町村合併前には「野上町」現在の「紀美野町」も指定していた様に記憶する。

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上図から一部を抜き書きする・・・・・・・
ササユリの栽培環境として。土壌環境は、排水性が良く、保水性に富み、肥料分が少ないものが良いということから「ビートモス・バーミキュライト・鹿沼土1:1:1の混合用土」を用いる。遮光率について、50%になるように銀色の遮光資材を使用して栽培管理をしているという・・・・・・・・

webページを検索中に、和歌山県日高川町・ササユリ普及育成協議会事務局 バイオセンター中津にてササユリの球根を育成販売する旨の記事を見つけました。ご迷惑かと存じますが自分の手控えとして、承諾無しでURLを記載させて貰います。

http://www.furusato-hidakagawa.jp/bio/news.htm

此処では、育て方、販売規格・価格、申し込み方法等詳細が記されています。球根は以外と高価なり、お粗末には出来ません。

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ヤマユリ(山百合)
本州の中部以北北海道の山野に生える。葉は披針形、夏に赤褐色の斑点の香りの強い白花を咲かせる。観賞用に栽培される。
ササユリをヤマユリとも称すと前述したが、ヤマユリで調べて見るとササユリとは似ても似つかぬ花(写真下)であることを知る。

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タカサゴユリ(高砂百合)別名:ホソバテッポウユリ・台湾百合などと呼ばれる。
日本には園芸種として移入された帰化植物。テッポウユリに似ているが茎が比較的太く葉が細い、花期は6月~9月。

花は白く、薄い紫色の筋が入っている。近年、熊野古道の道筋や高速道路の法面等に無数に咲いているのを目にする。種子を多く付け風に運ばれて繁殖域を広げているという。

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ご近所の庭に咲く園芸種の百合

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近畿地方の百合園を検索してみると下記の場所を探し当てる。

神戸市・神戸布引ハーブ園:1万本
篠山市・玉水ゆり園:60種10万本
豊岡市・長養寺:30種5千本
滋賀県・箱館山ゆり園50種30万本

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MEMO-1

テッポウユリ(鉄砲百合:花は純白の筒型、芳香を有し花粉は黄色。開花は5~6月だが抑制・促成栽培もされる)

オトメユリ(乙女百合:関東以北に咲く、濃いピンク色の花、雄蕊の先が黄色でササユリと区別が容易。絶滅危惧種)

ヒメユリ(姫百合:近畿以西の山野に分布。高さ50~100cm、茎も葉も細く、葉は互生し夏朱色で径5cm程の花が数個付けて咲く。観賞用にも栽培される)

カノコユリ(鹿の子百合:山地の崖に生え観賞用に栽培される。高さ1~1.5m葉は卵形、赤い斑点のある花を開く)

ササユリ・ヤマユリ(前述の通り)

エゾスカシユリ(蝦夷透百合:花期は6月~7月、道東・道北各地で見ることが出来る。草丈20~90cm、花色は橙色、花弁は6枚で内側に濃い橙色の斑点を有す。以前、北海道斜里郡小清水原生花園でこの群生を見る)

オニユリ(鬼百合:山野に自生、栽培もされる。草丈1m。葉は広線形で互生。夏に黄赤色で紫黒点のある6弁の花を咲かせる。葉の脇にムカゴが付く。鱗茎は食用になる)

コオニユリ(花期は7~9月、草丈60~100cm。オニユリよりもやや小型で山地の日当たりの良い草原に生育する。オニユリにはムカゴが出来るが、コオニユリには付かない。鱗茎を百合根として食用に栽培する多くはこの種である)

MEMO-2

百合根として食用に供する種は、灰汁(あく)の少ないオニユリ・コオニユリ・ヤマユリ・カノコユリの鱗茎という。

この記事へのコメント

2011年07月21日 14:55
今日は。
和歌山県台風6号が大雨をもたらしたのでは・・被害は無かったでしょうか?
奈良はず準備万端にして騒いだ割には・普段と変わらない日々でした。
何よりだと思っています。
笹ゆり・・・自然の山野のものは随分少なくなったと聞きました。
奈良の率川神社のゆりお祭に使われる何百本の笹ゆり・・・
大部分がそのお祭りのためにバイオで育てておられると聞きました。
香りが良いのですが・・・病院ではマイナスになることも知り、
なるほどと思うこともあります。
香りの強い花はなるべく避けるようにしています。
お正月に残ったユリネ・・植えておくと立派な鬼百合の花が咲きました。
若山
2011年07月21日 20:12
やろいさん今晩は~
ここ数日は台風情報と睨めっこでした。幸い私の周辺も、雨も風もなく無事でしたが未だに洋上に存在を留めているようですね。

成る程、花の香りも元気なるが故の芳香、香りは場所を選び、健康であってこその喜びなのですね。
百合根は茶碗蒸し等に重宝しています。全て、口に入って仕舞い残ることはありません・・・・花より団子そのものです(笑)
セラ吉
2011年07月22日 14:42
若山さんこんにちは。初めてコメントします。
一か月アップがなかったので、もしか体調の変化でも
あったのか心配していました。

私は和歌山市語り部クラブに所属していまして、
去年の雄湊ウォークの記事を拝見してから
追っかけていました。又先日行われた
明光通りウォークでは2番目の宗善寺を担当しました。
全編を通じてその見識に高さと、熱心な勉強ぶりに
我々一同全員感心しています。
これからも色々とお世話になるかと思いますが、
是非サポートの方も宜しくお願いします。
若山
2011年07月22日 22:13
セラ吉さま今晩は
思いもかけないコメントを頂き有り難うございます。その上、体調のご心配まで戴き恐縮です。
6月下旬以降からの急激な暑さに体力消耗させないように静かにしていただけです。元気で~す(笑)・・・・・お心配有り難うございます。
和歌山市語り部クラブの例会を楽しみにしています。家人のアッシー君と重ならない限りお世話になるつもりです。今後ともよろしくご指導下さい。
楽しみにしています。
2011年07月24日 08:27
若山さんへ
お早うございます。百合きちがいのひょうすけです。いやぁー大変勉強になりました。ササユリとヤマユリを増やそうと努力しています。ヤマユリの種は30℃50日間で発芽させています。(体温で温めています)それがササユリでは駄目なんですね。そうか、逆に冷温処理が必要だったんですね。ササユリはホッサマグナ以西の植物ですがヤマユリが以東の植物だったとは・・愛知では三河山間部で自生していたので気付きませんでした。ササユリ→冷蔵、ヤマユリ→暖房で今年はやってみます。組織培養は寒天培養ですか。民間では液体培養で大量生産しているとのことです。
若山
2011年07月25日 19:47
ひょうすけさん今晩は~
ササユリの愛好家ひょうすけさんのお目に留まり光栄です。ヤマユリの種を体温で暖め発芽させる・・・・その熱意に敬服です。
ヤマユリ・ササユリの増殖に努力されているご様子、手助けは出来ませんが、是非成功することを期待しています。
沢山の花開く光景を写真にして下さい~待っています。

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