気儘に歩く~ 5月の記憶   熊野古道を歩く

2016. 5.19  (木曜日)  晴れ

平安中期から鎌倉時代の後半にかけ、熊野の神に救いを求めて旅をした。都から熊野三山(本宮・新宮・那智)への熊野御幸。厳しい山岳信仰の足跡を辿る「歴史の道・熊野古道」紀伊路をボツボツと何回かに分けて、自分の足で歩き始めて大凡半世紀は経過する。

自分の足とは・・・・・起点とする王子から王子へと車に頼らず踏破する。起点迄、終着王子からは最寄りの電車・バス・車を利用するは現世の事でお許しを!

古都からの道程は想像難しだが、自分の在所近くから熊野本宮迄の間に、史跡・旧跡として王子は68程存在する。その大半の踏破は済ませたが、所々未踏の区間を拾い歩き完歩する心算である。

何のため?と言われれば頭を掻くしかないが、単なる自己満足。要は暇は充分に有るからでしょう。
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本日の行程は、御坊市・上野王子から津井(叶)・斑鳩・切目王子迄の四王子・約10Kmを歩きます。最近になって、暑いから、山登りはシンドイから止めておきます等サボる事に専念していましたが・・・・・・・・

8:12 JR紀三井寺駅発御坊駅まで。 まあ~兎に角、誘われるまんま。平地ばかしで山登り無しの王子巡り・・・・・・電車に乗って、バスに乗って、素直に友に従いまする・・・・・
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9:11 御坊駅着 10:00発 南海バス・印南線印南町役場前行に乗車。バスの発車までは小一時間。コンビニ・コーヒーで一服。天候は頗る良し、湿度も低く歩くに快適なり。
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10:20 壁川(かべご)バス停着
海の見える国道42号線。此処よりJR切目駅までのスタートである。
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10:25 国道沿いのスターチス温室。ビニールハウス前で若い女性二人が休憩中。声を掛けて温室を覗かしてもらう。これから花の刈り取り作業をするとの事である。
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10:30 「広畑1号古墳」 少し寄り道しませんか・・・・・
道路標識に釣られて古墳見学をする事に致します。直径10m・高さ5mの横穴式石室を有す円墳。造営時期は6世紀後半頃という。    御坊市指定史跡
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「広畑2号古墳」 羨道部は一部破壊されている以外、ほゞ完存している。構築方法も優れ紀南地方で残存する古墳のなかで代表的なものと考えられるという。
羨道部(えんどうぶ)とは・・・・・横穴式石室で玄室に通じる道。      
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10:47 お首地蔵尊 御坊市名田 海見山観音寺
天保10年頃、地元の吉平さん。開墾中に石棺を掘り当てた。棺を開くと、生きるが如きミイラ化した首が現れたという。

村人は、丁重に壺に納めて観音寺境内に埋めて供養したという。以来お首さんをお詣りする者、首から上の病が治癒すると評判になり、今も参拝者を迎えるという・・・・・・
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10:53 お首地蔵に寄り道のあと再び国道に出る。海が見える!!海の青・新緑・吹き抜ける風爽やかにして元気倍増!未だ足元軽し・・・・・・・・
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10:55 木肌に実が九十九生る照葉樹。「イヌビワ」の仲間でしょう。ここ海沿いの国道筋で数多く見かけます。
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10:55 眩しさに空を見上げる。不思議や白い薄雲が虹色に光っている。束の間の現象なり、カメラに納めるも虹色薄く、その存在不明瞭、お見せ出来ないのが残念なり・・・・・・
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11:11 ツマグロヒョウモン♀ 民家の庭先、三色スミレに飛来する。
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11:21 仏井戸 室町時代末期の遺構。 御坊市名田上野
井戸底の石壁に刻まれた三尊を祀る石組遺構。熊野三山の参詣道・紀伊路九十九王子のひとつ上野王子の旧地という。

三尊は水没して、覗き見る事は出来ないが、中世民間信仰の有り方を考える上で、全国的にも貴重な遺構とされる。近くで日向ぼっこをする老女と立ち話。石仏三尊を見るには、水をかすらにゃ見えんよ・・・・・・と教えてくれた。
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11:32 上野王子跡
国道に添って南下する町道、上野川に架かる津梅橋の手前に石碑が存在するのみ。旧地は仏井戸であるが、火難に遭って江戸時代に、この地に移されたという。

石碑の横に、国土地理院「水準点」標識と石柱が見える。海の潮位。河川の水位等の測量する標高基準点・・・・・・・原点は国会議事堂前庭に在りという。
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11:50 上野川河口にて、コンビニ握飯を貪りて昼食とする。 
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12:16 庚申さん(祠)を参拝
庚申さんとは・・・・・・・仏教では青色金剛菩薩。神道では猿田彦の尊、他に道祖神ともいう。神仏混同、頼れるものは神仏隔たり無しなりき・・・・・・

干支で「庚申」となる日、人々が寝静まる夜。人のお腹から「三尸の虫(さんし)」が抜け出しその人の悪事を天の神に告口をする。天の神、天邪鬼に命じて罰を与えるという。この罰から逃れるために、人々は庚申詣りをするそうな・・・・・・
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12:23 国道42号へ此処から御坊市とお別れ、かつお節発祥の地、印南町に入る。
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国道を逸れて脇路へ、民家の庭先に早くもコスモス・紫陽花が花開き道行く人を和ませる。
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12:46 脇道から再び国道へ。印南漁港を目前にして叶王子社の標識を辿る。
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12:49 津井(叶)王子に到着。
当王子社は、津井王子社の移転したものとされている。明確ではないが移転時期は、弘治3年(約450年前)という。明治に入り、山口八幡神社に合祀され石碑のみとなったがたが今も地域住民の信仰を集めているという。
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注連縄を巻く大木。幹に大きな瘤・・・・・・・この木何の木・気になる木!!
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厄除け・家内安全・合格祈願・豊作豊魚等々願えば夢が叶うとして「おかのさん」と称し深く信仰されているという。
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12:57 不意に、ユラリ・ユラリと優雅に舞う「アサギマダラ」一羽。ネズミモチの花に止まるを見逃さず。今年デジカメ蝶採集の最大目的、この地にて叶う・・・・・・??願掛けしたかな?
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13:03 印南港に広々とした「オオキンケイギク」の花壇広大なり。
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13:21 印南漁港から再び脇道へと、民家の庭に「桑の実」を見る。黒くなれば食べごろという。未だ食したこと無し、一度味わいたしである。これ叶王子社にて願掛けをしておけば。
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13:31 斑鳩王子
古くは天保2年(1109)藤原宗忠。鎌倉時代には、藤原定家・頼資の日記に当王子に参拝したと記されている。現王子は、昭和25年に八幡神社から分祀建立されたものという。
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鎮守の森は藪蚊が多し、多分禁殺生の場なりや。叩き殺して良きものか、痒いは堪らず急ぎ退散!その方策に限るかな?
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13:48 切目王子
斑鳩王子から30分、本日の最終地点に到着する。偶然か?予定内か?「いきいきシニアわかやま」熊野古道バスツアー一行様と鉢合わせする。

何時もウォークで同行する顔馴染みも参加している。本日我々男3人限定ウォークなり。例えれば精進料理を食する様なもの。やはりウォークは、幾人かの綺麗処の参加が有れば、モット賑わい勢い着くものと実感する。

切り目王子は前回踏破済にて詳細省略。残るはJR切目駅まで直進するのみ・・・・・
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14:13 切目川を渡る
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14:44発 JR切目駅より御坊行きに乗車、御坊駅にて乗り換え和歌山へと帰る。
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久方ぶりのウォーク。頑張りました!!心配した足の痙攣も無くめでたし!メデタシ!5月・6月は予定が目白押し・・・・・・・・体力も懐具合も頑張って~

次回は、6月1日は葦生の森ウォーク。9日は、切目王子から千里王子迄を予定している。此度の目的は、切目中山王子・岩代王子の2社参拝である。行事は他にも色々と?暑いでしょうに!!

暑いよりも何よりも!傍人角を磨きて”いい加減にしては”と吠えるであろう!!ならば我を恨むな!恨むならば誘う友を恨めと・・・・・・・・・頭を低くしてやり過ごそう(苦笑)。













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この記事へのコメント

2016年05月27日 11:46
若山さん、こんにちは。
久し振りに10㌔を歩かれたとか。
お疲れさんでした。私にはもう無理です。
熊野古道の原点のような祠や石碑、
忘れずに見て回られたのは、
お詣りの御利益かと思います。
その上珍しいチョウチョを被写体にされるとは、
日頃の行いが良かったのでしょう。
岩代王子はは別として。地味ですね。
田辺まで頑張りますか?
若山
2016年05月27日 18:14
セラ吉さん今晩は~
何を仰る!!私にはもう無理ですは禁句ですよ。まだまだ御大はお若い。私等一つの行事が終われば中三日は休養しなければの状態です・・・・・
熊野古道ウォークは田辺市内から滝尻王子間の9ヵ所が残っています。車で僅かな距離ですが歩くとなると???地味ですが頑張って見ましょうか(笑)
翔女
2016年05月29日 00:52
半世紀かけた、熊野古道踏破の完歩は、いつかな⁉
千里の道も一歩から💘
木々、花、蝶々との出会い、人との触れ合い、写真の楽しみ!!♪♪♪💗
今回は、頑張りましたね!(◎_◎;)まだまだ大丈夫です!いつも解説と写真有難く、楽しみにしています😀
若山
2016年05月29日 09:05
翔女さんおはようございます~何時も励ましのお言葉有難う!!
はい~熊野古道の完歩は達成するかな?僅かに残して希望を繋ぐ!何時か達成なりと、細やかな生き甲斐・目標にする事も良きかなですね。
これから梅雨を迎え鬱陶しい日々。歩く事に無理せず!我慢せず!何時ものマイペースで続けて見ます~デジカメ蝶・野草花採集で、珍しいものをご披露出来れば嬉しいのですが、応援よろしく!!

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