気儘に歩く~ 5月の記憶 トビハゼの求愛・・・・

 5月12日(火曜日)フイリッピン東海上で発生した台風1号は、日本近海に向かって進路を変えたという。台風は、例年3月頃に発生しているらしいが、今年第1号の発生は、幾分遅いと言われるも発生件数・日本上陸は出来るだけ少なく、いや皆無でお願いしたいものです。

有り難きこと台風1号は、17日に熱帯性低気圧に衰えホットする。コロナウイルス禍に台風禍とは戴けません。でも、大雨の恐れありとの天気予報を眺めては一喜一憂。心配事は絶えること無し・・・・・

19日朝、昨夜の雨も上がりウグイスの鳴き声いつもの如く響き渡る。前日調べた干潮時とトビハゼの活動時間帯を考えて新聞を読む時間を短縮してさぁ~行こうぜ!!
(写真下)小高い山の頂、さぁ~御覧よ!イナセナ雄姿を「第1・第2背鰭を広げて♀を魅惑するポーズ」

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目的地は、今から3年前トビハゼ生息地を探し廻ったことに始まる。和歌川支流の市町川・津屋川・和田川・紀三井寺川・中津川・亀の川周辺を歩いた経験をもとに、此処なら大丈夫!此の期は確実に求愛活動をしているであろうと予測した場所、和歌川支流・紀三井寺川へと愛車に跨り急ぐ。

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本日の干潮時間は10:30、現地到着時間は9:15.早くも泥干潟が現れている。小粒ながら居る!居る!蠢くトビハゼに予想的中・・・・・・だが求愛活動は??

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小山の上の美姿(巻頭の写真)に一目惚れ。近寄って来ました・・・・・・やや体長の大きい♀殿。

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ライバルの出現も無し、相思相愛!めでたくカップル成立!これより丹精込めて作り上げた巣穴にご案内・・・・ご一緒に参りましょう!!説明は要りません。以下(貼付写真)を順に眺めて想像して下さい。

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この間合いに、調べた参考資料から要点を抜き書き備忘録としておきます。
トビハゼの生態域(生活場所)は、汽水域の泥干潟。我が国では関東から沖縄までの広範囲で生息し、日本以外では朝鮮半島・中国・台湾に分布するという。

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呼吸は鰓と皮膚で行い、水中では鰓・皮膚半々程度。陸上では3/4以上を皮膚呼吸という。トビハゼの皮膚は、表層が非常に薄く毛細血管網が広がり酸素を取り入れる仕組みが備わっている。また、皮膚粘膜は無く触ってもぬるぬる感はありません。これ実際触れて見て納得。

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長崎大学・石松研究室の資料「トビハゼ・ムツゴロウの生理生態」では、♂の繁殖行動が記されている。
干潟の泥の中に巣穴を掘って、そこに産卵する習性をもつ魚類の卵がどのようにして発育に必要な酸素を得ているかを解明されたという。

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巣穴を満たしている海水には殆ど酸素が含んでいないため、この海水中に卵を置くと殆ど短時間で死滅する。卵を死滅から守るため、♂親魚は干潟が現れている間は、空気を口に含んで産卵室に運び込む。此の空気の中で卵は発育する。

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しかし、卵は空気中では孵化しない。卵保護期間(約一週間)の最後、夕方遅くから夜間の満潮時に、♂は巣穴の中の空気を口に含んで巣穴の外に運び出す。
満潮時と相まって巣穴の水面は徐々に上昇し全ての卵が水中に浸かってしまう。すると水に浸かった卵は数秒間で孵化する。この状況はビデオ撮影され学会やマスコミに報告されて大きな反響を引き起こしたという。

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研究・観察するは面白い!知力・体力・財力・Etc・Etc総てに乏しく、有るは近場にトビハゼ生息場所のみ。今は只々、トビハゼ様を眺めているだけ。それも場所柄、干潟に降りる事叶わず高い目線でカメラを向けるだけとは・・・・・・せめて水平目線で眺めたし。でも堤防下に降りる力、いや堤防をよじ登る力は既になし。

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話題を「トビハゼ」カップルに戻して・・・・・
愛しの♀よ!ここが私のスイートホーム。私は先に入るから~中で待ってるよ!!

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う~ん最近外出自粛で太っ腹となった私、入るかな?何だか窮屈そう・・・・・

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あら~大丈夫!入りました・・・・・未だ少し尾鰭の端が見えてますよ。慌てない!慌てない!以外と上出来!素敵な巣穴よ💛 💛 💛


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はい~スッポリ収まり静寂が続く・・・・・・巣穴の奥では愛の交換???産卵・受精の手筈。だがその後は大変!孵化するまで、深い穴蔵・酸欠にならないように新鮮な空気や水を絶え間なく運び込む、これ総て♂のお役目。産卵を終えた♀は、はい~あなた、後は頼みますよと消え去るとは・・・・・

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魚の種類は約3万種、そのなかで上陸する魚は約100種類という。なかでも最も陸上に生活圏を広げたのがトビハゼでしょうか・・・・・

写真で見る陸上での行動。イナセナ姿を披露してカップル成立、それから巣穴に誘い込むまで、時間にして僅か5分間の出来事です。期待したライバル間の争いも無く、総てスムーズにメデタシ!メデタシ!でも、この後は大変!♂の役目を考えると身につまされます(涙)(涙)・・・・・頑張って!!


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