気儘に歩く~1月の記憶-2

今歩いている場所は片男波公園のなかである。芝の広場あり、松林あり、梅・桜・車輪梅・山茶花有りの樹木豊な人工造園である。歩き始めてより、河口から此処に至る間に何種類の野鳥を見たのかと指折り数えて見る。

以外や!両掌の指を折るだけでは足りない。ただ単に、歩くだけではついつい見逃しているだけか、その気になって探せば多々見つかるものだと驚くしかない。

視線を上げると、早くも艶やかなる紅色に染め、何時でも広げて見せましょうぞと準備万端の梅の木。ふっくらとした蕾を枝先に並べている。未だ風は冷たい、だが春遠からず。

桜は、自分の存在を微かに示す程に止めている。他の木々はと廻りを伺う。まだまだ蕾固し、色気を見せているのは「おませな」この梅一本だけの様だ。

画像



海面を撫でる風は、絶え間なく小さな波を作る。その小さな波頭は、白波となって砂浜や捨て石の間に広がり僅かな潮の香りを残して消え去る。

寄せ来る小波を横目で追いながら、海と河口に挟まれた石積みの防波堤を歩く。後ろを振り返ると、左西方遠くに高津子山。その麓には、以前の賑わいを想い、懐かしむ事もなくなった旅館街の建物。

右手は、静かな水面の河口。引き潮で生まれた中洲に数羽のカモメが羽繕いしている様を見る。(下に貼付する写真は収蔵庫より借用した以前のものです)。

画像


浜鴫 (ハマシギ)  チドリ目・シギ科  (写真下)
旅鳥または冬鳥、干潟・河口・汽水湖・海岸や砂浜などに大群で渡来する。海岸の岩の上や砂泥地を忙しく動き回って、貝類・ゴカイ類等をとるという。片男波海岸周辺では毎年100羽弱の群が越冬するという。


画像画像














波のしぶきを避けながら懸命に採食しているが、海藻を啄んでいるのか、藻に潜む虫を啄んでいるのか見分けることは出来ない・・・・・

画像画像














群は採食に懸命の筈だ、しかしシャッター音を絶えず気にしている。シャッター音に合わせるかのように集団のなか1~2羽は、僅かに頭を動かし当方の近付きを観察している。
ソロ~リ、ソロ~リ・・・・・なお一層距離を縮めていく、突然海上へと飛び去ってしまった(写真上右)。シマッタ~~

以前にも見た光景だ!。収蔵庫を探してみる・・・・・・・ありました!ありました。時は、2011.12.29、同じ場所で飛び去るハマシギの写真を見付けました。(写真下)

画像



白千鳥 (シロチドリ) チドリ目・チドリ科
 留鳥または漂鳥。中部地方以北では夏鳥、関東地方以西では越冬するものが多い。海岸の砂浜、河口、干潟、河川、沿岸の造成地や埋め立て地が生活の場としている。

忙しなく動き回り、甲殻類、ゴカイ類、貝類などを採食する。砂丘や川原、埋め立て地などの浅い窪みに営巣するという。

護岸石の上で身動きしないで当方を眺めている。距離は3m程か、腰を下ろして動かず居ると先方も動かず視線を合わせたままの数分・・・・・・護岸石の茶色に溶け込んでいるのでしょう。

雛を外敵から守る親チドリの擬態は誰もがよく知る話しだ。じっとして周辺の色彩に溶け込む事も擬態のうちなのかも知れないと・・・・・・・


画像画像













鶚 (ミサゴ)  タカ目・タカ科  (写真下)
留鳥、寒冷地のものは冬場、暖地に移動する。海岸、河口、湖沼、池、河川などで1羽か2羽で行動する。魚食性で水面上を低空飛行し水中の魚を鷲掴みする。海岸の岩棚、切り立った岩の上、大木の枝上に営巣し繁殖するという。

体長60cm程になるだろう?河口の中央の標木に留まっている。遠くに見ても威圧感は充分に感じる「タカ」そのものの姿です。残念なこと、もっと近くであれば眼光の鋭さも見ることが出来たかも・・・・・・・・想像に終わらせましょう。

画像画像














遠く長峰山脈の頂きに十基余りの風力発電機が設置されている。見る度に回転しているか?止まっているかな・・・・・・等と何故か気になる設備である。

2012年3月末現在で全国に1,870基が設置され、北海道の280基をトップとして東北・九州に多く設置されている。風さえあればOKなのか、秒速6m以上の風が必要というが台風時は停止させるという。

山の手前には、海南火力発電所の高い煙突が見える。発電設備の効率・ランニングコスト等一長一短、何が最適かは悩ましいことだが、最良の設備と言えないまでも安全神話に騙された原子力発電よりは安心感を得るは確かなり・・・・・・・そんなことを考えながらも、やはり風車の回転が気になる景色です。

画像



和歌川河口・和歌浦湾の全景(写真は収蔵庫より借用)

自宅を出て、和歌川浄水門より河口を折り返すウォーク、2時間の予定が2時間半が経過した。冬季は川面も澄み水底が鮮明になる。しかし遠くで跳ねる鯔の波紋を1~2度見た以外は魚影・蟹の姿は観察出来ない。

画像



道草しながらの歩きはメタボ解消には向かないが、本日の収穫は野鳥を沢山目にした事にある。カメラに納めること叶わずの種類、雀・烏を含めて24種を数えます。

河口・海岸沿いの緑地帯とは言え、国道や町並みに隣接する一帯で多くの野鳥が生活しています。なかにはゴミを貪る厄介者もいます。野鳥の都市化も考えなければならないでしょう。
しかし、多くの動植物と共存できる素晴らしい自然環境が残されていることに悦ばなければなりません。

思えば、今迄カメラに納めた野鳥総てをカード化して、ゲームや塾通いに専念し、汗を流すことを嫌う子供や孫に見せ、自然観察の楽しみを教えようと考えているのだが完成は何時の事やら・・・・・・・果たして興味を示すやら???

※御礼  野鳥名を知るに際し、県立自然博物館 松野学芸員様より親切丁寧なるお教えを賜り有り難うございました。感謝するとともに厚く御礼申し上げます。


















ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 3

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
ナイス
ガッツ(がんばれ!)

この記事へのコメント

翔女
2013年01月22日 10:58
散歩2時間~根気あり感服;;
鳥の名―いつも楽しみ^^はましぎ(映画のいそしぎ連想)しろちどり(浜千鳥の童謡を思う),ミサゴ(カサゴ)―私には区別が難しいが,健気で、可愛い^^^
素朴な、素人で申し訳ない~
片男波公園は、吟行で11月に散策^^
万葉の木々は名前が,ゆかしく、歌碑と共に辿りながら、遠景では風車、山並み,近景は、船,穏やかな波、小春日和の中、ゆったりしました^^
最近は、近視眼的で、遥か遠くを、眺めることは、心が豊かになった気がします~
2013年01月22日 15:07
今日は。
和歌山はやはり早イのかなあ!梅の蕾、弾けそうですね。
鳥さんを私のカメラでは納めるのは至難の業です。
流石です・・・若山さんとても好く撮られていますよね。
名前…教わる方がおられて何よりでした。
>野鳥総てをカード化して、自然観察の楽しみを教えようと…
素晴らしい案です。
外野席から拍手と応援をおくります。
若山
2013年01月23日 09:08
翔女あさんおはようございます~
近場での散策でも目を凝らしてみると野草花・野鳥・景色の変化等々、遂々見逃してしまう光景に驚くこと多々ありですね。
仕事を離れて10年、余暇は有り余る言えども何故か時間に追われる毎日ですが僅かな合間を縫って季節の変化を追い、楽しんで散策することの有難味を痛感しています。健康・元気であることに感謝!
若山
2013年01月23日 09:19
やろいさんおはようございます~
昨日は雨、一夜明けて太陽が眩しく、日差しも有りますが冷たいです。暖かくなるのを待ち焦がれる日々です。
何もしないより、何でもやりましょう!試しましょう!と始めたブログや写真編集、やれば楽しくなるものですね。
師と仰ぐ「やろいさん」を目指して此処まで到達致しました。感謝です!
野鳥カードの作成は完成するや否や・・・・・・頑張ってみようです。応援よろしくお願い致します。
セラ吉
2013年01月24日 10:59
若山さん、おはようございます。
寒い冬場になり、俄然ハッスルされていますね。
年を越えてから飲む機会が多く疲れます。

一度和歌浦野鳥ウォークに
参加したいと思っています。
天気の良い朝、お電話します。
セラ吉さん若山です
2013年01月25日 12:14
おはようございます~と言いながら時計を見ると正午を過ぎていますね。
アッシー君のお役目の日、お呼びまでの暫しの時間です。
何時もお立ち寄り・コメント頂きまして有り難うございます~早く暖かくなることを心待ちにしています。
野鳥観察も、もう少し経てば北に帰る渡り鳥は河口を休息場として集まってくるのではと期待しています。是非一度ご一緒に散策致しましょう・・・・・

この記事へのトラックバック

  • エアマックス 2013

    Excerpt: 気儘に歩く~1月の記憶-2 四季を楽しむ・・・行く・見る・試そう・調べよう~~/ウェブリブログ Weblog: エアマックス 2013 racked: 2013-07-10 07:11