気儘に歩く~ 10月の記憶 アサギマダラを追っかけて ― 其の2―
2020年10月18日(日曜日)晴れ時々曇り
先程迄太陽の光を背に受けていたが、何時の間にか厚い雲に覆われた空。雨にならないことを願いながら10:13.日高町西山遊歩道入口から歩き始めて20分。本日2匹目のアサギマダラに出逢う。その後10分程歩く間に、またまた2匹・1匹と都合5匹の蝶を見る。これ幸運なり!
蝶に気を奪われ、時の経過も周りの景色も失念致しました。出発地の案内板(写真下)木ノ脇城址の文面を承知していた筈ですが?思い出す時間も、振り返る間もなく時計は11:30示し。道程2.3Kmに至る山頂展望所に到着していました。
今、思い起こせば歩いて来た遊歩道の一部は、城の空堀跡でもあるという。全然スルーに困惑するばかり。今更確認のため引き返す事も叶わず。
早々に結果を申し上げましょう!。予想に反して、最大の目的アサギマダラを眼にしたのは遊歩道の途中。10:40に出逢った(写真下)この蝶が最後。これが見納だったとは、これより頂上及び周辺には蝶を誘う花は咲いているも蝶の舞う姿は皆無なり。
蝶は諦め、展望所から見る煙樹ヶ浜の景色を愛でよう!!でも光は雲に遮られ視界は悪し・・・・・

道沿いに植栽されている白い花(写真下)「ヒヨドリバナ・キク科・ヒヨドリバナ属」と推察致します。
蝶を誘う「ヒヨドリバナ」や「フジバカマ」Vs「アサギマダラ」の特別な関係を聞き齧ったままご紹介しましょう。アサギマダラの体内に、トリメトルと称する毒性分を蓄えています。この毒は好物の前記花の密から吸収したものです。蝶が毒性を有する事を知る鳥等外敵に捕食されない。身を守る役目を担っているのです。
アサギマダラハ他の蝶に較べて、素手で捕らまえる位に近付いても平然としている。これ安全性を自負しているからでしょう・・・・・・
掲示板 文面には、蝶は9月下旬から飛来し始め、10月中旬にピークを迎えるとの記述。もう飛来の時期が過ぎ去りしか?残念です。でも!でも!正直本心を申せば地球温暖化が叫ばれる昨今、例年よりも飛来時期は遅くなる筈と遅きに賭けたのですが・・・・・・まだまだ早かったのか!遅かりしか?
一等三角点の存在も分からないブッシュに覆われた山頂。山頂より下りて昼食を摂り、13:00下山開始とする。
下山道「西山ピクニックコース・2.3Km」に咲く薄紫色の釣鐘状の花。調べて見ると「ヒメシャジン・キキョウ科」とお見受けする・・・・・・
落葉敷き詰めた下り坂。急な登り坂に較べて地獄と天国。歩き勝手が頗る良好!楽ちん!楽ちん!
道沿いの野草に樹々。その植物種も変化に富み楽しき哉!嬉しき哉!青く茂るシダに触れれば爽やかな香り行く道を先回りするが如く漂う・・・・・
枯れ木に並ぶ名も知らぬ茸。「南方 熊楠」の世界を垣間見るような万年茸?お前達にも上下の隔てが有るのかな等と考え一人笑いをしなが通り過ぎる・・・・・
道一杯に広がる「ツワブキ」花は所々に一輪二輪。踏まない様に!
14:18 県道24号・三尾バス停に到着。この付近はカナダ移民を多く出した美浜町アメリカ村として知られている。
14:20 カナダ移民の碑を眺めながら防波堤上を次の目的地「龍王神社」へと向かう。
日高郡美浜町三尾 龍王神社境内の巨木(写真下)「アコウ・榕 クワ科」別名「絞め殺しの木」亜熱帯植物、着生植物の一種。露岩や他の植物などに張り付き大きくなり親樹を覆い隠してしまうという。
根回り10m・枝元迄11m、推定樹齢300年~350年県下最大の樹という。県指定文化財(天然記念物)説明板に依ると有田市矢櫃は、本県の自生最北端と記されていた。
参考迄・・・・
上記の他、神社を取り巻く社叢(しゃそう)は黒松を含む暖帯樹林で参道沿いに直径50cm程の「モチ」・「ホルトノキ」、1m余りのアコウが見られ、神社の西北及び南斜面には自生の「イブキ」の大木が在る。
余り聞き慣れない上記「社叢・しゃそう」とは?「鎮守の森」との相違は?調べた結果、同じ意味だと知る。この歳になってお恥ずかしい次第なり。
珍しい巨木に堪能!バスの時刻まで、まだまだ時間に余りある。県道24号を次のバス停まで歩きましょうと着いたのはバス停留所「逢母」・・・・はて?さて?何と読む?探しました!近場の海に観光名所「逢母磯」が有るらしい。辿り着いた答は「逢母・おいぼ」これ正解かな??
バス停「逢母」から「市役所前」までバスに乗車。此処から歩く事10数分、16:00紀州鐡道「西御坊駅」に到着。16:10発、西御坊駅からJR御坊駅迄を非電化路線・速度20Km/h・営業距離2.7Km。運賃¥180/大人。日本一短いローカル路線を体験する。
16:21 JR御坊駅着 16:32発 JR和歌山行き車中の人となる。
電車の揺れに身体を委ねその心地よさにウトウトと・・・・・眼を開けば、秋の日暮れは早しである。夕闇迫る景色に時の経過と我が身の老化を重ね。思う以上に早い衰えを万事方策無しの感でいる。
17:34JR和歌山駅着。無事帰着に慶び一杯。保護者(同行者)に甘えるだけの一日に反省。帰宅後は厳しい現実が待ち受ける。今迄、前以て帰着予定を告げると風呂・夕食は準備万端、何も考える事無しであった。
でも、現実は甘くなし!風呂・食事の準備・後片付けに始まり明日の準備まで・・・・・卓上に置きし写真に声掛けするも笑みは不変なるも返る言葉は一言も無し・・・・・・あぁ~無情!!
先程迄太陽の光を背に受けていたが、何時の間にか厚い雲に覆われた空。雨にならないことを願いながら10:13.日高町西山遊歩道入口から歩き始めて20分。本日2匹目のアサギマダラに出逢う。その後10分程歩く間に、またまた2匹・1匹と都合5匹の蝶を見る。これ幸運なり!
蝶に気を奪われ、時の経過も周りの景色も失念致しました。出発地の案内板(写真下)木ノ脇城址の文面を承知していた筈ですが?思い出す時間も、振り返る間もなく時計は11:30示し。道程2.3Kmに至る山頂展望所に到着していました。
今、思い起こせば歩いて来た遊歩道の一部は、城の空堀跡でもあるという。全然スルーに困惑するばかり。今更確認のため引き返す事も叶わず。
早々に結果を申し上げましょう!。予想に反して、最大の目的アサギマダラを眼にしたのは遊歩道の途中。10:40に出逢った(写真下)この蝶が最後。これが見納だったとは、これより頂上及び周辺には蝶を誘う花は咲いているも蝶の舞う姿は皆無なり。
蝶は諦め、展望所から見る煙樹ヶ浜の景色を愛でよう!!でも光は雲に遮られ視界は悪し・・・・・

道沿いに植栽されている白い花(写真下)「ヒヨドリバナ・キク科・ヒヨドリバナ属」と推察致します。
蝶を誘う「ヒヨドリバナ」や「フジバカマ」Vs「アサギマダラ」の特別な関係を聞き齧ったままご紹介しましょう。アサギマダラの体内に、トリメトルと称する毒性分を蓄えています。この毒は好物の前記花の密から吸収したものです。蝶が毒性を有する事を知る鳥等外敵に捕食されない。身を守る役目を担っているのです。
アサギマダラハ他の蝶に較べて、素手で捕らまえる位に近付いても平然としている。これ安全性を自負しているからでしょう・・・・・・
掲示板 文面には、蝶は9月下旬から飛来し始め、10月中旬にピークを迎えるとの記述。もう飛来の時期が過ぎ去りしか?残念です。でも!でも!正直本心を申せば地球温暖化が叫ばれる昨今、例年よりも飛来時期は遅くなる筈と遅きに賭けたのですが・・・・・・まだまだ早かったのか!遅かりしか?
一等三角点の存在も分からないブッシュに覆われた山頂。山頂より下りて昼食を摂り、13:00下山開始とする。
下山道「西山ピクニックコース・2.3Km」に咲く薄紫色の釣鐘状の花。調べて見ると「ヒメシャジン・キキョウ科」とお見受けする・・・・・・
落葉敷き詰めた下り坂。急な登り坂に較べて地獄と天国。歩き勝手が頗る良好!楽ちん!楽ちん!
道沿いの野草に樹々。その植物種も変化に富み楽しき哉!嬉しき哉!青く茂るシダに触れれば爽やかな香り行く道を先回りするが如く漂う・・・・・
枯れ木に並ぶ名も知らぬ茸。「南方 熊楠」の世界を垣間見るような万年茸?お前達にも上下の隔てが有るのかな等と考え一人笑いをしなが通り過ぎる・・・・・
道一杯に広がる「ツワブキ」花は所々に一輪二輪。踏まない様に!
14:18 県道24号・三尾バス停に到着。この付近はカナダ移民を多く出した美浜町アメリカ村として知られている。
14:20 カナダ移民の碑を眺めながら防波堤上を次の目的地「龍王神社」へと向かう。
日高郡美浜町三尾 龍王神社境内の巨木(写真下)「アコウ・榕 クワ科」別名「絞め殺しの木」亜熱帯植物、着生植物の一種。露岩や他の植物などに張り付き大きくなり親樹を覆い隠してしまうという。
根回り10m・枝元迄11m、推定樹齢300年~350年県下最大の樹という。県指定文化財(天然記念物)説明板に依ると有田市矢櫃は、本県の自生最北端と記されていた。
参考迄・・・・
上記の他、神社を取り巻く社叢(しゃそう)は黒松を含む暖帯樹林で参道沿いに直径50cm程の「モチ」・「ホルトノキ」、1m余りのアコウが見られ、神社の西北及び南斜面には自生の「イブキ」の大木が在る。
余り聞き慣れない上記「社叢・しゃそう」とは?「鎮守の森」との相違は?調べた結果、同じ意味だと知る。この歳になってお恥ずかしい次第なり。
珍しい巨木に堪能!バスの時刻まで、まだまだ時間に余りある。県道24号を次のバス停まで歩きましょうと着いたのはバス停留所「逢母」・・・・はて?さて?何と読む?探しました!近場の海に観光名所「逢母磯」が有るらしい。辿り着いた答は「逢母・おいぼ」これ正解かな??
バス停「逢母」から「市役所前」までバスに乗車。此処から歩く事10数分、16:00紀州鐡道「西御坊駅」に到着。16:10発、西御坊駅からJR御坊駅迄を非電化路線・速度20Km/h・営業距離2.7Km。運賃¥180/大人。日本一短いローカル路線を体験する。
16:21 JR御坊駅着 16:32発 JR和歌山行き車中の人となる。
電車の揺れに身体を委ねその心地よさにウトウトと・・・・・眼を開けば、秋の日暮れは早しである。夕闇迫る景色に時の経過と我が身の老化を重ね。思う以上に早い衰えを万事方策無しの感でいる。
17:34JR和歌山駅着。無事帰着に慶び一杯。保護者(同行者)に甘えるだけの一日に反省。帰宅後は厳しい現実が待ち受ける。今迄、前以て帰着予定を告げると風呂・夕食は準備万端、何も考える事無しであった。
でも、現実は甘くなし!風呂・食事の準備・後片付けに始まり明日の準備まで・・・・・卓上に置きし写真に声掛けするも笑みは不変なるも返る言葉は一言も無し・・・・・・あぁ~無情!!